CADは移動が自在に行えます

回路図をCADで作図する時、図枠と呼ぶ枠の中に収めていく必要があります。図枠はA2サイズやA1サイズよりも一回り小さいもので、この枠の中に回路を書かなければなりません。実装密度が高い基板の回路ともなると、図枠ギリギリまで回路を書くことになり、慣れている人でも後から線間を縮めるなどをしなければ収まり切らなくことも少なくありません。手書きの時代は収まり切らなくなった時にはある程度消しゴムで消しながら線間をつめるなど、時間や手間が多く掛かりました。これに対して、CADは移動が容易に行われるので、線間をつめる時にはブロック毎に移動したり、移動したい線や電子記号を選択してから移動先を指定するだけで瞬時につめることができます。

変更箇所を色分けすることもできます

開発の仕事をしていると、何度も変更をしなければならなくなり、その都度回路図を修正することになります。CADの機能の中には色分けができる、レイヤー分けができるようになっており、修正したタイミング毎に色を変えて記載する方法やレイヤーを分けて変更箇所を修正するなどの方法も可能にします。部品情報の中にはコメントも記載ができるようになっており、変更した理由などをコメント欄に記載しておけば、新人教育の時などにも役立つものとなりますし、新製品の開発を行う時などもコメントだけを出力すれば開発に役立てることもできるわけです。CADには様々な情報を盛り込めるメリットがあり、CADを使った回路図作成は付加価値を設けることができます。

CADとはパソコンを使い設計や製図ができるソフトです。CADには建築や機械など様々な種類があります。電気CADは電気系を専門とするCADで、電気設計に特化し効率よく設計や製図を作成することができます。